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明けましておめでとうございます。

令和五年の新春を迎えられたことを
お慶び申し上げます。
さて、これは有名な
お大師様のお言葉です。
この後に続く文が
『それ仏法は遙かにあらず、
心中にして即ち近し』です。
(どうしても再びこのテーマです)

このお言葉から、まったく私観的ですが解釈を進めてしまうと、
それが仏法(大欲)であろうが我々の低いレベルの財産、名誉、権力、若さ、健康等
に対しての欲であろうが、
まず根底は全て、『楽になりたい』『大楽を得たい』という幸福感への欲です。
そして、その為に私たち人類は
外側に向かって大きなエネルギーを発動しながら常に行動しているのです。

しかし、残念ながら外側のもので得た『幸福』は意外と儚いものです。(たとえ真理でも‥‥)
本当はベクトル(方向性)が真逆で内側に向かうべきものでした。
『幸せになりたい』は、その動機自体は自然で究極的な本能でまったく正しいのですが、
実は方法論が間違っていたのでした。
と言うことで
今年こそはお大師様のお言葉を噛みしめて大楽の中へ‥。
(あっ、またもやトリック!『内側』という外側を探しているよ)

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