有り難や　有り難や

最近、ラジオを聴いていたら守屋浩さんの『有り難や節』が流れて来た。
♪有り難や有り難や　有り難や有り難や
金が無ければ、くよくよします
女に振られりゃあ、泣きまする。
腹が減ったら、おまんま（ご飯)食べて、
寿命（いのち）尽きれば、あの世行き
有り難や有り難や　有り難や有り難や♫

この歌、子供の頃小学校の帰り道に何気なく口ずさんでいた歌でした。が、今
なんと凄い歌なんだろう！

寺の近所にずっとお大師さまを信仰しているおばあちゃんがいます。
以前、このおばあちゃんが転んで足を怪我した時、
「良かったよ！だいっさまのおかげで、こんだけで済んだから！」と。
まあ、とにかく
何でもかんでも「お大師さま」なのです。
全て御大師様のお陰様なのです。
有り難や　有り難や　

結局、本当の幸せになるとは究極的には全てを委ねる(肯定する)信仰心なのでしょう。
あるいはまたは逆に、全てをあらゆるモノを否定して否定してソコに到達するか‥‥。
どちらにしても『自分』がいなくなるまで。