今日は67回目の誕生日でした。
この年齢になると私みたいな痩せは、ふくよかな人に比べて老け顔になり皺は目立ちますね。
痩せてると老け顔になりやすいです。
最近、皺を取る化粧品などのTVコマーシャルが目立ちます。
でも本当は皺は「余裕」を表します。皺は「余裕」なのです。
若いときは「余裕」が無い。だから皺が無い。
老いてくると「余裕」が生まれる。皺が出て来る。
だから皺は「安らぎ」と「余裕」なのです。
老いてなお、社会に対して緊張する必要は無いのです。
緊張は苦痛を生みます。
関節リュウマチの患者さんの関節付近の皮膚は緊張しています。
テカテカしてます。だからシワを作ります。シワが必要です。シワは痛みを和らげます。
だからといってシワで治るわけでは無いですけどね。
人体にも人生にも心にも弛み(ゆるみ)は必要です。
ところで、風邪引きは「弛み」と言われています。
風邪が治った直後、まだフワフワの感じですが、リフレッシュした爽やかな感覚があります。
忙しく緊張の人間社会には「弛み」は必要です。
そして心にも「弛み」が必要です。
「欲の皮が突っ張っている」 という言葉があります。(私が未だに安堵感が無いのはこれですかね)
だからといって、皺のようなマイナスイメージの全てが必要とは言いませんけど...
って言ってしまうところに、まだまだ苦しみが生まれるのでしょう。
凡夫の我々(女性にとっても男性にとっても)には、顔の皺は寂しさを感じますから。
お大師様のお言葉に
医王の目には途に触れてみな薬なり、解宝の人は鉱石を宝と見る。
『般若心経秘鍵』
やはり、皺も、本当は薬で宝なんですね。